SQL Server 2012 Express にリモート接続する
Express エディションは有償版の「既定のインスタンス」と違って「名前付きインスタンス」(「サーバー名\SQLEXPRESS」)の為 少しばかり設定が必要なようです。
SQL Server Management Studio での設定
「サーバーのプロパティ」「接続」「このサーバーへのリモート接続を許可する」をチェック
SQL Server Browser サービスの起動
パラメーター (たとえば TCP/IP ポートや名前付きパイプ) を完全に指定せずに「名前付きインスタンス」(「サーバー名\SQLEXPRESS」)に接続するので 「SQL Server Browser」サービスの実行が必要
SQL Server 構成マネージャー の設定
「SQLEXPRESSのプロトコル」の「TCP/IP」のデフォルトは「無効」を「有効」に変更
「SQL Server ネットワークの構成」のデフォルトは「TCP 動的ポート」49181
「既定のインスタンス」と同じく 「TCP ポート 1433」固定にする
Windows ファイアウォール の設定
「受信の規則」で TCP 1433 を許可
リモート接続成功時のパケットの様子
最初「SQL Server Browser サービス」のUDP 1434 で接続が成功しないとダメ
次に TCP 1433 で接続![](https://www.aiik.net/wp-content/uploads/2019/01/sqlexpress9-1024x330.png)
次に TCP 1433 で接続
![](https://www.aiik.net/wp-content/uploads/2019/01/sqlexpress9-1024x330.png)
まとめ
Expressエディションは少しばかり仕様の制限があるがエンタープライズの使用でなければ問題ないとかと思う。制限事項を考慮しても無償なのは大変ありがたい。無償利用できることを考えれば今回の環境設定の手間は苦にならないレベルかと感じた。
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